上代(希望小売価格)と掛率から卸価格(下代)や粗利を瞬時に計算。ロット別の数量スライド試算や目標利益からの逆算、掛率早見表もワンクリックで活用できます。
掛率(卸率%)
※ 60% = 6掛け(ろくがけ)
%
📦 下代(卸価格・提示単価)
1,800
円(税抜)
税込提示額:1,980 円(消費税10%加算)
自社(メーカー)の粗利
800
円
卸先(小売店)の見込み粗利
1,200
円
商談中に提示する掛率ごとの下代・粗利額を瞬時に比較できます。
| 掛率(卸率) | 下代(税抜) | 下代(税込) | 自社粗利額(率) | 小売店見込み利幅 |
|---|---|---|---|---|
| 50% (5掛け) | 1,500 円 | 1,650 円 | 500 円 (33.3%) | 1,500 円 (50%) |
| 55% (5.5掛け) | 1,650 円 | 1,815 円 | 650 円 (39.4%) | 1,350 円 (45%) |
| 60% (6掛け)選択中 | 1,800 円 | 1,980 円 | 800 円 (44.4%) | 1,200 円 (40%) |
| 65% (6.5掛け) | 1,950 円 | 2,145 円 | 950 円 (48.7%) | 1,050 円 (35%) |
| 70% (7掛け) | 2,100 円 | 2,310 円 | 1,100 円 (52.4%) | 900 円 (30%) |
| 75% (7.5掛け) | 2,250 円 | 2,475 円 | 1,250 円 (55.6%) | 750 円 (25%) |
メーカー・問屋・EC事業者間で行われるB2B卸取引では、「上代(じょうだい)」「下代(げだい)」「掛率(かけりつ)」という独自の商習慣用語が使われます。
| 用語 | 一般的な意味 | 計算式 |
|---|---|---|
| 上代(じょうだい) | メーカー希望小売価格(定価・一般消費者向け価格) | 下代 ÷ (掛率 ÷ 100) |
| 下代(げだい) | 小売店への卸売単価(卸価格・納入価格) | 上代 × (掛率 ÷ 100) |
| 掛率(かけりつ) | 定価に対する卸価格の割合(60%=6掛け) | (下代 ÷ 上代) × 100 |
卸価格を決める際は、自社の製造原価だけでなく「卸先である小売店が十分な利益(通常30〜50%前後)を得られるか」とのバランスを考慮した価格設計が必須となります。
| 取引先チャネル | 掛率の相場 | 主な特徴と取引条件 | 交渉のポイント |
|---|---|---|---|
| セレクトショップ・個人小売店 | 60% 〜 70% 掛け | 小ロット(数点〜数万円単位)での取引が多い。代金回収は前払いまたは売掛。 | MOQ(最低発注数)の設定が重要 |
| 大手百貨店・ファッションビル | 50% 〜 60% 掛け | ブランド認知に寄与するが、消化仕入れ(売れた分だけ仕入れ)や委託条件も。 | 返品特約の有無を確認 |
| 量販店・大型チェーンストア (GMS) | 45% 〜 55% 掛け | まとまった大口発注が期待できる反面、リベートやセンターフィーが発生。 | 大口割引前提での価格設計 |
| 一次卸問屋(ディストリビューター) | 40% 〜 50% 掛け | 全国の小売店へ広く流通させるハブとなるため、最も低い掛率が求められる。 | パレット・コンテナ単位の一括納品 |
| EC専業ショップ(仕入れ再販) | 55% 〜 65% 掛け | 商品画像やスペック情報の提供が求められる。ドロップシッピング対応も。 | モール手数料を加味した価格提示 |
卸粗利が数千円しかない小口注文に対し、メーカー元払いで発送すると、送料だけで利益が吹き飛ぶ事態に陥ります。
💡 対策: 「下代合計3万円以上で元払い、未満は送料一律800円」といった下限条件(MOQ)を契約書に明記しましょう。
自社ECで安売りセールを頻発すると、定価で商品を仕入れて販売してくれている卸先小売店の不信感と売上低下を招きます。
💡 対策: 直販での割引は「限定セット品」や「会員限定クーポン」に留め、オープンな上代価格は守るのが鉄則です。
新規取引先と十分な与信審査なしに掛け売り(翌月末払い等)を行い、代金が回収不能になるトラブルが後を絶ちません。
💡 対策: 初回取引は「前金(着金後出荷)」、または「Paid等のB2B決済代行保証」を利用しましょう。
バイヤーから「まとまった数を買うから安くしてほしい」と打診された際は、「掛率を下げても、1回の取引で得られる粗利総額(キャッシュ)が増えるか」を基準に判断します。
最も高い掛率(例: 65%〜70%)を適用する小口ロット基準を決め、送料の元払い/着払い区分を確定します。
「10個なら65掛、30個なら60掛、50個なら55掛」のように、発注量が増えるごとに掛率を優遇するプライスリストを作成します。
送料や製造コストを差し引いても、大口ロットの方が手元に残る粗利総額が確実に大きくなっているかを検証します。