EC Tool Crate/粗利計算ツール
💰

粗利計算ツール

販売価格と仕入原価から粗利益額・粗利益率を瞬時に計算。さらにモール販売手数料や配送料・梱包資材費を差し引いた「実質手残り(限界利益)」まで自動算出します。

条件入力

即時自動計算

入力金額の税区分

入力値を税込として計算

販売手数料・決済手数料率(%)

%

配送料・梱包資材費(円)

※ 送料無料設定時の出荷コスト

計算結果

高粗利

💰 粗利益額(売上総利益)

粗利率 66.7%

2,000

販売価格(税込 3,000円) - 仕入原価(税込 1,000円)

★ 実質手残り額(限界利益)

手残り率 40%

1,200

※ 粗利から【販売手数料(300円)+送料・資材費(500円)】を引いた純手元現金

1点あたりのコスト・利益の内訳(税込換算)

原価 手数料 送料資材 手残り
仕入原価(税込):1,000 円
販売・決済手数料額(10%):- 300 円
配送料・梱包資材費:- 500 円

合計直接コスト:1,800 円

商品単位で計算する「粗利」と「実質手残り(限界利益)」の違い

ECサイトやネットショップの運営において、最も多くの事業者が陥りがちな落とし穴が「売上総利益(売上 - 原価)だけで値付けをしてしまうこと」です。

なぜ一般的な「粗利」だけでは危険なのか?

一般的な会計上の粗利(売上総利益)は「販売価格 - 仕入原価」で算出されます。しかし、現代のEC運営では商品を1点販売するごとに、モールの販売手数料(約8〜15%)決済代行手数料(約3〜4%)、 そして顧客への配送料(約500〜1,000円)やダンボール・緩衝材代がダイレクトに発生します。

これら「1個売れるごとに必ず発生する直接コスト(変動費)」を差し引いた後に手元に残る利益こそが、実務上の『実質手残り(限界利益・貢献利益)』です。

指標名計算式EC実務における意味合い
粗利益(売上総利益)販売価格 - 仕入原価商品そのものの基本利幅。ここから手数料や送料が引かれます。
★ 実質手残り(限界利益)販売価格 - 仕入原価 - 手数料 - 送料資材費商品1点を売って口座に実際に残る純現金。固定費や広告費を回収する原資となります。

粗利がいくら高く見えても、実質手残りがマイナス(赤字)であれば、売れれば売れるほど現金を失う「売上はあるのに資金ショートする状態」に陥ってしまいます。

EC現場でよくある3大計算ミスと対策

ミス 1

送料無料設定時の
手数料の二重負担

「送料別 2,000円(送料700円)」を「送料無料 2,700円」に変更した場合、送料分の700円に対してもモールの販売手数料(10%=70円)が追加課金されます。

💡 対策: 送料込み価格にする際は、送料実費だけでなく「送料にかかる手数料分」も上乗せして値付けする必要があります。

ミス 2

税込と税抜の混同による
見かけ利益の目減り

「税抜原価 1,000円」の商品を「税込 2,000円」で販売した場合、粗利を1,000円と勘違いしがちですが、 実際は税抜売上約1,818円に対し原価1,000円のため、消費税分(約182円)利益が目減りしています。

💡 対策: 原価・売価・手数料の税区分(税込/税抜)を揃えて計算する習慣を徹底しましょう。

ミス 3

ポイント原資やクーポンを
考慮しない価格設定

モール独自のキャンペーン(ポイント5倍・10%OFFクーポン)に参加すると、その原資は店舗負担となります。 利幅が薄い商品で値引きすると一発で赤字転落します。

💡 対策: セール参加時の下限手残りラインを当ツールで事前にシミュレーションしておきましょう。

適切な手残り率を確保するための値付けステップ

適正な販売価格を決める際は、「原価に適当な利益を乗せる」のではなく、「商品1件あたりの直接コストをすべて積み上げた上で、目標手残り率を逆算する」のが確実な手順です。

ステップ 1

直接変動コスト(仕入値・送料・資材費)の確定

商品自体の仕入原価に加え、実際に送る際の配送業者運賃(ネコポス/宅配便等)と、ダンボール箱・クッション封筒・テープ・納品書などの副資材費を合計します。

ステップ 2

販売チャネルごとの手数料率(%)を把握

出店先(自社EC: 約3.5%、Yahoo!ショッピング: 約6〜8%、楽天市場: 約8〜12%、Amazon: 8〜15%)に応じた販売成約手数料+決済手数料率を確認します。

ステップ 3

目標手残り率(例: 25〜35%)を満たす販売価格の逆算

当計算ツールを使って販売価格を調整し、実質手残り率が健全なライン(最低20%以上、推奨30%以上)に収まる販売価格を決定します。

よくある質問(FAQ)

A. 当ツールは「商品が1点売れた瞬間に確実に発生する直接コスト(変動費)」を厳密に把握するためのツールだからです。月額出店料や固定人件費・固定サーバー代などの「固定費」、および全体の「広告宣伝費」は、各商品の『実質手残り額(貢献利益)』の合計から回収する構造になります。まずは商品単位で確実な手残りをプラスに保つことが、店舗全体の黒字化への大前提となります。

A. 商材サイズによりますが、メール便(ネコポス・ゆうパケット等)用の薄型ダンボールやクッション封筒で1枚あたり約20〜40円、60〜80サイズのダンボール箱で約60〜100円、さらにOPP袋・緩衝材・テープ・納品書印刷代などで1件あたり約15〜30円がかかります。一般的には『配送資材・副資材一式で1注文あたり50円〜120円程度』を見込んでおくのが実務上の安全基準です。