EC Tool Crate/卸価格計算ツール
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卸価格計算ツール

希望小売価格(上代)と掛率(卸率)から卸価格(下代)を、または卸価格と上代から掛率を計算します。

数値入力

計算結果

下代(卸価格):0
粗利額:0
粗利率:0%

卸価格計算ツールの特徴と概要

メーカー・問屋・EC事業者間のB2B卸取引において必須となる「上代(希望小売価格)」「下代(卸価格)」「掛率(卸率%)」を相互計算するツールです。小売店への卸条件提示、仕入れ原価試算、ロット別の掛け率シミュレーションに幅広くご活用いただけます。

計算方法とロジック解説

STEP 1

卸価格(下代: げだい)の計算

計算式: 下代 = 上代(希望小売価格) × (掛率 ÷ 100)

一般消費者向けの定価(上代)に対し、契約掛率(例: 60%=6掛け)を乗じて卸売単価を算出します。

💡 具体例: 上代 10,000円、掛率 65%(65掛け)の場合 → 10,000 × 0.65 = 卸価格 6,500円

STEP 2

掛率(卸率% / 掛け)の計算

計算式: 掛率(%) = (下代 ÷ 上代) × 100

提示された卸単価と定価から、定価の何割(何掛け)で供給されているかを逆算します。

💡 具体例: 上代 8,000円、下代 4,800円 の場合 → (4,800 ÷ 8,000) × 100 = 掛率 60%(6掛け)

STEP 3

上代(希望小売価格)の逆算

計算式: 上代 = 下代 ÷ (掛率 ÷ 100)

「卸価格3,000円、掛率60%」で商品を仕入れた場合、想定すべき定価(上代)を算出します。

💡 具体例: 下代 3,000円、掛率 60% の場合 → 3,000 ÷ 0.6 = 上代 5,000円

【業界・商流別】一般的な掛率(掛け率)の相場一覧

取引先形態 / 流通チャネル一般的な掛率相場取引条件・主な特徴値引き・ロット条件
個人商店・小規模セレクトショップ60% 〜 70% 掛け小ロット(数点〜数万円単位)での取引が多く、代金回収は前払いまたは売掛30日。下代が高め設定になりやすい
大手百貨店・専門店(消化仕入れ含む)50% 〜 60% 掛けブランド認知向上に寄与するが、返品条件(委託販売)や販売員派遣費がかかる場合あり。返品特約の有無で掛率が変動
量販店・大型チェーンストア (GMS)45% 〜 55% 掛け大ロット発注が期待できる反面、リベート要求やセンターフィー、特売協賛金が発生。大口割引前提での価格設計が必要
一次卸(大問屋・ディストリビューター)40% 〜 50% 掛け全国の小売店へ広く流通させるハブとなるため、最も低い掛率が求められる。コンテナ・パレット単位での一括納品
EC専業ショップ(仕入れ販売)55% 〜 65% 掛け画像素材や商品説明の提供が条件となることが多く、ドロップシッピング対応も。モール手数料を考慮した価格提示

実務で役立つプロのアドバイス・注意点

POINT 1

「送料負担区分(元払い・着払い)」の明確化が利益を守る鍵

卸取引では『注文金額◯万円以上で送料無料(元払い)、未満は送料実費(着払い)』という下限ライン(ミニマムオーダー)を設定するのが標準です。小ロットの卸で送料無料にしてしまうと、送料だけで卸利益が吹き飛ぶリスクがあります。

POINT 2

支払いサイト(回収条件)と貸し倒れリスクの管理

掛け売り(請求書払い・翌月末払いなど)を行う際は、取引先の与信審査や保証サービスの利用を検討しましょう。初めての取引先には『初回前金(着金後出荷)』または『Paid等の決済代行サービス』を利用するのが実務上の安全策です。

POINT 3

自社ECでの直販価格(D2C)との価格競合に注意

自社公式サイトで定価より安くセール販売しすぎると、商品を定価で仕入れてくれている卸先・小売店からの信頼を損ねる原因になります。直販でのクーポン発行時も卸先への配慮あるプライシング設計が不可欠です。

主な活用シーン

新規取引先への卸価格一覧(プライスリスト)作成

自社ブランド商品をバイヤーやセレクトショップに提案する際、掛率に応じた下代一覧表の作成に。

仕入れ交渉時の利益率シミュレーション

メーカーや輸入元から提示された掛率に対し、自社店舗の送料・人件費を引いても目標粗利が確保できるかの検算に。

ロット別(数量スライド)卸価格の設計

「10個なら65掛け、50個なら60掛け、100個なら55掛け」といったボリュームディスカウントの設計に。

OEM・PB(プライベートブランド)の受託製造見積もり

他社ブランドの受託生産において、相手先の希望上代から逆算した製造上限コストの試算に。

よくある質問 (FAQ)

A. 江戸時代の商習慣に由来し、上流(消費者向け)の価格を「上代(定価・メーカー希望小売価格)」、下流(仕入れ段階)の価格を「下代(卸価格・仕入れ単価)」と呼びます。